やみつき「サンファン」

サンファン(日本語版)

サンファン(日本語版)

ことあるごとに遊ばれる軽めゲームもあるにはありますけれど、ボードゲーマーたるもの、一度二度しきゃ遊んだことないゲームが圧倒的多数ですよネー(暴言)。そうそう私もその一人。その中で標準プレイ時間60分クラスながら何度か遊んでいるのが『サンファン』です。

どいうゲームかというと、カードから生産したカードをうっぱらってカードを手に入れてカードを支払ってカードを建築するというゲームです。いい建物いっぱい建てた人の勝ちよ。
だからっていきなし手元にいい建物がいっぱいあったところで、一個高額建築するとあらかたのカードはコストに支払ってポイなので、どれを建てるかうんうん悩みます。「捨てカードが回ればまた会えるヨネ(キラリ)」と涙を呑んでは、他人に拾われ建築されてモキーとハンカチ噛むわけです。まったくままならない。逆にカード運が悪いようでも、生産売却カード引きに勤しんで、数打って当てるということもあるわけだ。

建物には5種類の生産施設と、24種類の紫の建物(特殊効果つき)があります。この特殊効果がくせもので、カードにゴニョゴニョ書かれた説明文を一見しただけでは、どれをどう建てたら効果的なのかさっぱりわかりません。めんどくさい! てきとうに建てると「なんか一回もこの効果の恩恵受けなかったなあ」「むしろ互いに打ち消しあってるよなあ」というハメになってそのまま負ける。
【水道橋(通常より一つ多く生産できる)】+【井戸(二つ以上生産するとカードを一枚もらえる)】なんてのは典型的なキレイコンボで、こっちがうまいことハマった時の快感はめっぽうやみつきです!

何度か遊んで、私はいつも負けるのですが、毎回新しい発見があるので、負けても負けても「よーし次は!」という気持ちになれるのです。そんな物覚えが悪いのは、いろいろアドバイスされても無視しまくる私だけかもわかりませんけどね。人によって好きな戦略や建物があるのも面白いのネー。私は【救貧院】にカードをせびるのがだいすきです。

だからこのゲーム「まずは今日一度だけアナログゲームで遊んでみたい!」という人には奨めないのですが、サンファニストをじわじわと増やしていつでもさくっとサンファンを楽しむのがひそかな希望なのさー。

あと二人プレイ未経験なので近いうちにやろうと思います。